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1976年 第24回定期演奏会
指揮・國分博文 ピアノ・千葉都
母なる大地の懐に
我ら人の子の喜びはある
大地を愛せよ 
大地に生きる
人の子ら 人の子 
その立つ土に感謝せよ
(人の子ら 人の子ら
 人の子ら 土に感謝せよ)
平和な大地を 静かな大地を
大地を誉めよ 頌えよ 
土を 恩寵の豊かな 
豊かな 大地 大地 大地
(我ら人の子の 我ら人の子の
 大地を誉めよ)
頌えよ 頌えよ 土を
(誉めよ 頌えよ)
母なる大地を 母なる大地を
頌えよ 誉めよ 頌えよ 土を
母なる大地を ああ
頌えよ大地を ああ
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■1962(S.37)年の作品で、混声合唱のためのカンタータ「土の歌」の最終曲です。

■1962年、日本ビクターの依頼で創作されたカンタータ「土の歌」の最終第7楽章。広島の03年ピースウェーブコンサートで全曲上演に当たり、同コンサート実行委員長の三浦精子さん(児童文学者)は論文「大木惇夫と広島」を書き下ろしている。
 詩人・大木惇夫(1895-1977)は広島で生まれ育ち、太平洋戦争で九死に一生を得て除隊。軍事詩作に従事し、戦後、戦争協力者と非難され煩悶したという。「土の歌」は「現代地上の不信にして凄惨なる諸相はあまりにも心を痛ましめ」と創作。「大地讃頌」について「のびやかに生きて人間の使命を果たしたい」とコメントしている。

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