top of page
menu
岩手大学合唱団 OB有志会
愛唱歌集サイト
1984年 第32回定期演奏会
指揮・千葉了道
卒業生との合同演奏
「草原の別れ」 47OBより
昭和47年、私が1年の演奏旅行で秋田に行った時、ある学校での演奏が終わり帰り支度をして校庭に出たら、校舎の窓という窓からたくさんの子供達が顔を出し手を振ってくれました。
そのお礼にということだったと思うのですがみんなで「草原の別れ」を歌うことになり、校庭いっぱいに響くように心を込めて歌いました。
そして最後の「〜風にはためく瑠璃色空〜!」と歌い終わった時、鈴なりの子供達からものすごい歓声と拍手が沸き起こったのです。
その時の光景は、じりじり焼けつくような太陽の暑さとともに今でもはっきり思い出す事ができます。
草原の別れ 阪田 寛夫
あじさい色に
はなやぐ空
青く光る山
やさしい風が
そおっと告げる
別れのいまを
草の海
かがやいて
この さわやかな日よ
さらばふるさと
さらば友よ
すこやかにあれ
かなしみの日々
くるしい夜
かずかずの思い
心おおしく
ふるい立てと
風が囁く
草の海
吹きわけて
駆けぬけて行こうよ
さらばふるさと
さらば友よ
かがやいてあれ
風にはためく
るり色の空ー
1969年 コンクールの課題曲集より。「草原の別れ」の初出譜と思われます。1番の歌詞の内、「草の海 かがやいて このさわやかな日よ」の部分が「このさわやかなとき」となっています。(阪田寛夫さんの詞も現在は「日よ」のようです。)
2022年のコンクールでこの曲が混声合唱の課題曲の1曲に選ばれました。
bottom of page